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会長挨拶

サラシア属植物に関して、20年以上に渡る多くの日本人研究者のご努力により興味深い知見が蓄積され、現代人に必要な健康素材であることが判明いたしました。天然物ならではの多種の成分が組み合わさったことによる顕著なαグルコシダーゼ阻害活性をはじめとした多様な機能性が見出され、糖尿病予防効果などの使用実感が十分に期待できる素材であることが研究当初から予想されました。しかし、サラシアを抽出した際、エキス収率が悪く、また、野生種を採取して用いていたため、有効成分を安定的に含有したエキス製造が課題となっておりました。今日では各社とも安定した製品製造技術と品質規格を確立するまでになっています。

天然物由来の健康食品では人気が集中すると、その素材に各メーカーが殺到し、さらに、資源的な問題もあって、粗悪な品質のものが出回り、結局は消費者から見捨てられるというケースもあります。サラシアに関しては、会員企業より、特定保健用食品の認可取得および機能性表示食品の届出が行われており、市場での認知度も上がってきております。このような状況では、健全な業界育成と原料確保が重要となります。協会では、原料と製品それぞれについて規格基準の制定を行っています。原材料と製品の販売者・事業者だけではなく、広く研究者も含めての協会ということでの業界団体を目指しています。サラシア属植物の有効性については、指標として、血糖上昇抑制作用を評価するα-グルコシダーゼ活性阻害活性値(IC50値)を規格基準とすべく活動を行っています。試薬と測定方法の統一化のため、原料販売者および製品販売者、学術関係者、試薬会社が協力して進めています。

サラシア属植物普及協会会長
吉川 雅之(京都薬科大学名誉教授)